用語集

任意出頭(にんいしゅっとう)

【定義】 任意出頭とは、捜査機関が被疑者または参考人に対して電話や呼出状等で警察署等へ呼出しを行い、呼び出された者がこれに応じる形で警察署等へ出頭することです。刑事訴訟法198条1項により認められています。 【解説】 任 … 続きを見る

任意同行(にんいどうこう)

【定義】 任意同行とは、警察官など捜査官が被疑者に同行を求め、被疑者が任意に応じる形で警察署等へ赴くことです。 【解説】 被疑者を警察署へ連れていくもう一つの方法として逮捕がありますが、逮捕は場合によっては手錠などの有形 … 続きを見る

捜査機関(そうさきかん)

【定義】 捜査機関とは、日本の刑事司法制度上、捜査を担当する機関のことです。刑事訴訟法により、司法警察職員、検察官、検察事務官が捜査機関と定められています。 【解説】 司法警察職員とは、警察官のほか、海上保安庁法、自衛隊 … 続きを見る

告発(こくはつ)

【定義】 告発とは、告訴権者及び犯人以外の第三者が捜査機関に対して犯罪事実を申告し、犯人の処罰を求める意思表示です。 【解説】 告訴と異なり、誰でもすることができます。捜査機関が犯罪を認知し、捜査を始めるきっかけとなる捜 … 続きを見る

被害届(ひがいとどけ)

【定義】 被害届とは、被害者が捜査機関に対し犯罪に遭った被害の事実を申告すること、またはその申告をした書面のことです。 【解説】 被害届は、たとえば窃盗ならば盗まれた金品の詳細、傷害ならば体の部位など、被害の客観的事実を … 続きを見る

自首(じしゅ)

【定義】 自首とは、犯人が、捜査機関に発覚する前に、自ら犯罪事実を申告し、処分に服するという意思表示です。 【解説】 自首には刑法上、刑の任意的減軽事由となるという効果があります。任意的減軽事由とは、裁量により減軽するこ … 続きを見る

保釈(ほしゃく)

【定義】 保釈とは、裁判所が定めた額の保釈保証金を納付することを条件に、勾留中の被告人を暫定的に釈放する制度です。 【解説】 保釈が認められるのは起訴されて被告人となった後のみで、起訴前の被疑者段階では認められません(刑 … 続きを見る

勾留(こうりゅう)

【定義】 勾留とは、被疑者または被告人の身柄を拘束する処分です。 【解説】 逮捕に引き続き、逃亡や罪証隠滅のおそれがあると考えられるときは、検察官が裁判官に対して勾留請求をします。裁判官は被疑者の陳述を聞いた上で、勾留状 … 続きを見る

逮捕(たいほ)

【定義】 逮捕とは、被疑者に対する短時間の身体拘束をいいます。 【解説】 被疑者が逃亡したり、証拠などを隠滅(罪証隠滅)するおそれがある場合、逃亡や証拠が隠滅されないように、被疑者の身体を拘束する必要があります。 被疑者 … 続きを見る