用語集

前歴(ぜんれき)

【定義】

前歴とは、前科ではないが過去に捜査の対象となったことがある事実をいいます。

【解説】

刑の言い渡しを受ければ前科となりますが、それに至らない例としては、微罪処分により送検されなかった場合、不起訴となった場合、起訴されたが公訴棄却や無罪となった場合等があります。このように理由はさまざまであるため、前歴があるからといって一概に不利益に取り扱われるわけではありません。しかし、起訴猶予や微罪処分のように犯罪事実が認められる場合には、のちに別の犯罪を犯したときに悪い情状として考慮されることがあります。特に同種事犯であれば、今度は厳しい判断で臨むという方向になりがちでしょう。

【関連用語】

 

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