用語集

前科(ぜんか)

【定義】 前科とは、過去に刑罰を受けた事実のことです。 【解説】 刑罰には死刑、懲役、禁錮、罰金、拘留、科料の5種類があります。判決でこれらの刑が言い渡され、確定した事実があれば、死刑以外はいずれも前科になります。これに … 続きを見る

執行猶予(しっこうゆうよ)

【定義】 執行猶予とは、刑の言い渡しはするが、その全部または一部の執行を一定期間猶予する制度です。全部執行猶予の場合、執行猶予期間を何事もなく経過すれば刑の言い渡しが効力を失います。一部執行猶予の場合、刑の一部の執行を終 … 続きを見る

差押え(さしおさえ)

【定義】 差押えとは、他人の占有を排除して物を取得する強制処分です。 【解説】 物を強制的に取得する処分のことを押収といいますが、差押えは押収の一種です。 差押えは捜索とセットで行われることが多いものなので、要件や手続き … 続きを見る

捜索(そうさく)

【定義】 捜索とは、一定の場所・物・人の身体について、物または人の発見を目的として行う強制処分です。 【解説】 刑事事件の捜査では、事案の真相究明と裁判の準備のため、証拠の収集を行います。 必要な証拠を強制的に探すための … 続きを見る

在宅事件(ざいたくじけん)

【定義】 在宅事件とは、被疑者が身柄拘束されないまま捜査が行われる事件のことです。 【解説】 犯罪事実について犯人と疑わしい者や犯人と判明している者がいても、常に逮捕・勾留されるとは限りません。 逮捕には逮捕の必要性(逃 … 続きを見る

接見(せっけん)

【定義】 接見とは、逮捕・勾留中の被疑者・被告人が外部の者と面会することです。弁護人が接見する場合立会人はなく、また原則として時間や回数も自由です。 【解説】   身柄拘束中の被疑者・被告人は外界と遮断された状態にあり、 … 続きを見る

逮捕前置主義(たいほぜんちしゅぎ)

【定義】 逮捕前置主義とは、被疑者の勾留の前には必ずその被疑者が同一の事件について逮捕されていなければならないという考え方です。 刑事訴訟法には逮捕された被疑者について検察官が勾留請求できること(204条、205条)及び … 続きを見る

示談(じだん)

【定義】 刑事事件における示談とは、犯罪の加害者側が被害者と話し合い、謝罪や被害を弁償するなどして、犯罪について許してもらうことです。法律上は和解契約にあたります。 【解説】 (1)示談の方法   示談は被害者との話し合 … 続きを見る

職務質問(しょくむしつもん)

【定義】 職務質問とは、警察官が通行人等を停止させて質問することで、警察官職務執行法2条により認められています。 その対象となる者は ⓵何らかの犯罪を犯し、若しくは犯そうとしていると疑うに足りる相当な理由のある者、 また … 続きを見る

捜査機関(そうさきかん)

【定義】 捜査機関とは、日本の刑事司法制度上、捜査を担当する機関のことです。刑事訴訟法により、司法警察職員、検察官、検察事務官が捜査機関と定められています。 【解説】 司法警察職員とは、警察官のほか、海上保安庁法、自衛隊 … 続きを見る