麻薬及び向精神薬取締法違反

刑法第95条第1項

公務員が職務を執行するに当たり、これに対して暴行又は脅迫を加えた者は、3年以下の懲役若しくは禁錮又は50万円以下の罰金に処する。

 

麻薬及び向精神薬取締法違反とは

麻薬及び向精神薬取締法違反とは、麻薬及び向精神薬の輸入、輸出、製造、譲り受け、譲り渡し、所持等、麻薬及び向精神薬の取扱いや規制を定めた麻薬及び向精神薬取締法に違反する犯罪です。

麻薬とは、ヘロイン・コカイン・モルヒネ・MDMA・LSDなどをいい、身体への有害性や依存性が高いため、その所持等については厳しい規制の対象となっています。麻薬及び向精神薬取締法違反事件の多くは、ヘロインやコカインなどの麻薬の所持、譲り受けのケースです。
麻薬や向精神薬を営利目的で所持・輸出入等した場合、より重い刑罰の対象となります。

弁護方針1:起訴されない(不起訴)/保釈・釈放/即決裁判・執行猶予・減刑

麻薬及び向精神薬取締法違反事件は、被害者のいない犯罪ですので、被害者との示談は事件の弁護方針となりません。

麻薬及び向精神薬の所持や譲受では、所持の量、所持(保管)の方法や状況、所持(譲受)に至った経緯、使用の有無、使用していた場合は使用量、使用回数や頻度など薬物への依存度合い、前科(特に同種前科)の有無などの事情によって、起訴されない(不起訴・前科が付かない)や、即決裁判・保釈などによる早期の身体解放・釈放、執行猶予付き判決を得ること、可能な限りの減刑を図ることを弁護方針とします。
麻薬は、依存性が高く、再犯率の高い犯罪です。麻薬を使用したケースでは、ご本人に薬物使用の危険性・依存性を認識、反省し、更生意欲を有していただくことが大切です。それを前提に、ダルクなど薬物依存からの脱却を支援する団体への参加、医学的治療、仕事・家族など生活改善などを図り、ご本人の反省、更生意欲及び再犯可能性がないことを主張、明らかにし、上記弁護方針の実現を図ります。”

弁護方針2:麻薬及び向精神薬取締法違反の疑いをはらす/無罪を勝ち取る

麻薬及び向精神薬取締法違反事件では、故意(所持の認識がないなど)や営利目的がないのに、そのような認識や目的があったなどとのあらぬ疑いをかけられることがあります。営利目的があったか否かなど、ご本人の認識(主観)は、ご本人の供述だけでなく、客観的な事実・状況などを併せて判断されます。そこで、所持量、所持方法などの客観的な事実から、ご本人にそのような認識がなかったこと、また、ご本人にそのような認識があったとするには証拠が不十分であることなどを主張・明らかにし、麻薬及び向精神薬取締法違反の疑いをはらします。

麻薬及び向精神薬取締法違反の主な罰則一覧

  •  ヘロイン 
輸入/輸出/製造

●1年以上の有期懲役

 (営利目的) 無期または3年以上の懲役 / 無期または3年以上の懲役と1000万円以下の罰金の併科

製造/小分け/譲渡/譲受/交付/所持/施用/廃棄/受施用

●10年以下の懲役 

(営利目的)  1年以上の有期懲役 / 1年以上の有期懲役と500万円以下の罰金の併科 

 

  •  ヘロイン以外の麻薬(モルヒネ・コカイン・MDMA等) 
輸入/輸出/製造/栽培

●1年以上10年以下の懲役 

(営利目的) 1年以上の有期懲役 / 1年以上の有期懲役と500万円以下の罰金の併科 

製造/小分け/譲渡/譲受/交付/所持/施用/施用のための交付

●7年以下の懲役 

(営利目的) 1年以上10年以下の懲役 / 1年以上10年以下の懲役と300万円以下の罰金の併科

 

  •  向精神薬 

 

輸入/輸出/製造/製剤/小分け

●5年以下の懲役 

(営利目的) 7年以下の懲役 / 7年以下の懲役と200万円以下の罰金の併科

譲渡・譲渡目的の所持

●3年以下の懲役

 (営利目的) 5年以下の懲役 / 5年以下の懲役と100万円以下の罰金の併科

 
 


名古屋エリア(愛知県・岐阜県・三重県)のヘロイン・コカイン・モルヒネ・MADA・LSDなどの麻薬の所持など、麻薬及び向精神薬取締法違反事件に関するご相談は、刑事事件に強い弁護士法人中部法律事務所までご相談ください。刑事事件のご相談は、来所初回30分無料を実施するほか、安心・適正価格で刑事事件の弁護をお受けし、面会や接見は即日対応します。

関連記事

万引き・窃盗

刑法第235条他人の財物を窃取した者は、窃盗の罪とし、10年以下の懲役又は50万円以下の罰金に処する。  万引き・窃盗罪とは窃盗罪は,他人が持っている物を、故意に、その人の意思に反して、盗る犯罪です。 発生件数 … 続きを見る

詐欺

刑法第246条・第1項人を欺いて財物を交付させた者は、10年以下の懲役に処する。 ・第2項前項の方法により、財産上不法の利益を得、又は他人にこれを得させた者も、同項と同様とする。詐欺罪とは詐欺罪は、人をだまして、お金など … 続きを見る

横領

刑法第252条・第1項自己の占有する他人の物を横領した者は、5年以下の懲役に処する。・第2項自己の物であっても、公務所から保管を命ぜられた場合において、これを横領した者も、前項と同様とする。 横領罪とは横領罪は、委託を受 … 続きを見る

控訴事件

控訴事件とは第1審の判決に不満・不服がある場合、控訴して、もう一度裁判所の判断を仰ぐことができます。ただし、控訴審は、以下のような点で、第1審裁判とは手続きが異なっています。控訴の申し立ては、第1審裁判所の判決言い渡しか … 続きを見る

暴行

刑法第208条暴行を加えた者が人を傷害するに至らなかったときは、2年以下の懲役若しくは30万円以下の罰金又は拘留若しくは科料に処する。暴行罪とは暴行罪は、他人の身体に対して、暴行(物理力の行使)を加える犯罪です。人を殴る … 続きを見る

危険ドラッグ

愛知県「薬物の濫用に関する防止条例」※愛知県の薬物の濫用に関する防止条例を前提に、説明をしています。第13条何人も、次に掲げる行為をしてはならない。ただし、第1号から第4号までに掲げる行為については、正当な理由がある場合 … 続きを見る

大麻取締法違反

大麻取締法第3条 第1項  大麻取扱者でなければ大麻を所持し、栽培し、譲り受け、譲り渡し、又は研究のため使用してはならない。第2項  この法律の規定により大麻を所持することができる者は、大麻をその所持する目的以外の目的に … 続きを見る

麻薬及び向精神薬取締法違反

刑法第95条第1項公務員が職務を執行するに当たり、これに対して暴行又は脅迫を加えた者は、3年以下の懲役若しくは禁錮又は50万円以下の罰金に処する。 麻薬及び向精神薬取締法違反とは麻薬及び向精神薬取締法違反とは、 … 続きを見る